のんのDTMノート

音楽関係のことについて気の向くままに書きます。

【mixマスタリング】コンプレッサーって何?

こんにちは、のんです♪

 

今回はコンプレッサーの説明と、使い方を初心者さん向けに書いて行こうと思います。

おそらくコンプが分からなくて詰むという方、多いのでは無いでしょうか。(私もでした。今でも自信ないです)ぇ

まずはコンプレッサーの目的、その後操作方法の順番で解説しますね。

 

 

◇コンプレッサーの目的

これは、2種類あります。結論から言いますね。

 

1)音圧を上げるため

2)音を作るため

 

この2つです。

では、何故そうなるのか?その理由です。

 

1*)実は、曲の中で出せるマックス音量というものがあります。ある一定の音量を越えると音が割れてしまうアレです。そのため、音量は出来るだけ一定である方が音圧は上がります。しかし、なかなかそういうわけにはいきませんよね。そこでコンプレッサーを使うことで音量の大きさを少しでも揃え、最後に音圧を上げやすくすることができる、ということです。

 

2*)コンプレッサーの弄れるところにアタックとリリースというものがありますが、これは音の出だしと余韻を調節することができるものです。例えばピアノの粒だちを良くしたいのであればここでうまく調節して(アタックを遅く、リリースを早く)理想の音に近づけることができるのです。

 

◇コンプレッサーのパラメータの意味

 

 

1)スレッショルド

まずはここですね。スレッショルドというのは、ある一定の音量を超えると叩くぞ!というラインのことです。例えば、スレッショルド−20dBならそれを超えた音は多かれ少なかれ叩かれて圧縮されます。

この圧縮される量や圧縮された結果を示すものがレシオやゲインリダクションなのです。

 

2)レシオ

スレッショルドを超えてきた音を何対何の割合で圧縮するのか、の割合を決めるパラメータです。

レシオ3ならスレッショルド以上の音量の音を3:1に圧縮します、という意味になります。

通常私はレシオは2〜8ぐらいで使っています。

 

3)ゲインリダクション

結局どの程度音が圧縮されたのか、を表すパラメータです。

私はリダクション−6dB以内にすることが多いです。

 

基本的に上三つが音圧アップでの内容です。

 

 

 

次に2)に絡んでくるアタックリリースです。

やはりここで心が折れますよね。。スレッショルドとレシオだけでも面倒なのにアタックリリースまであって、さらに楽器によって使いわけろとか…。私はここで折れて1年放置しました。。←

 

しかし、結局覚えることになるので覚えましょう…。実はここさえ分かってしまえばあとは慣れでなんとかなります。

特にアタックは比較的分かりやすいので、是非踏ん張って見てください。

 

4)アタックタイム

 音の立ち上がり成分の調整をすることができます。立ち上がり成分というのは音の出だしです。

立ち上がりが少ないとぼんやりした音、暖かい音。立ち上がりが多いとはっきりとした音。

原理をお話しすると長くなりますので、結論だけ言いますと、

 

・アタックが早い(数字が小さい)と立ち上がり成分が少なくなる

・アタックが遅い(数字が大きい)と立ち上がり成分が多くなる

 

この様な効果があります。無難なアタックタイムは10〜20msでしょう。

例えば、キックをタイトな音にしたい。。という様な時はアタックタイムを遅くしてアタックを強調してあげてください。

 

5)リリースタイム

音の余韻を調整できます。

 

・リリースが早い(数字が小さい)と余韻が多くなる

・リリースが遅い(数字が大きい)と余韻が少なくなる

 

アタックと逆ですね。

リリースタイムはアタックタイムよりも効果がわかりずらいので、最初は適当になりがちです。

そこで、無難なリリースタイムをお教えしておきます。

それがリリース200msです。とりあえず無難ですので、是非お試しを。

 

一旦ここでストップします。

楽器ごとにどのようにコンプレッサーをかけていくかはこの続きに後々足すか、別の記事に書かせていただきます。

 

読んでいただきありがとうございます。